康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1184 ページ)
【酉集上】【言部】護;康煕筆画:21;頁碼:1184 頁 17 行目
【唐韻】【集韻】【韻会】【正韻】胡故切、音は「瓠」に同じ。
【説文】救視なりと釈す。
【広韻】助なりと釈す。
【増韻】擁全なりと釈す。
【書・畢命序・孔伝】成王東郊の境を平らげ、之をして護らしむ。
【史記・蕭相国世家】高祖未だ布衣たる時、蕭何しばしば吏を以て高祖を護れり。
【前漢・西域伝】使者を発して賓客を護るは、害を防ぐためなり。
【晋書・紀瞻伝】帝使人して瞻に謂いて曰く、「卿病ありと雖も、但た朕のために臥して六軍を監護せば、益多かるべし」と。
また官名を指す。
【前漢・百官公卿表】護軍都尉は、秦の設けたる官なり。
また【西域伝】に曰く、武帝の時、西域の漢に帰附せる国三十六あり、使者校尉を立てて之を統領監護せしめ、宣帝の時改めて都護と為す。
【唐書・百官志注】高宗龍朔年間、左右庶子を改めて左右中護と為す。
また楽舞の名を指す。
【呂覧・古楽篇】湯乃ち伊尹に命じて大護を作らしむ。
【周礼・春官・大司楽・賈疏】「大濩」に作る。
【字彙補】「頀」の字と同じ。
また曲名を指す。
【唐書・礼楽志】『丁都護』は、晋宋の時の曲なり。
また草名を指す。
【本草綱目】景天はまた護火と名づく。また、薺はまた護生草と名づく。
また【名医別録】に神護草を載す。李時珍曰く、「物類志」は之を護門草と称す。王筠の詩に「風驚護門草」とあるは、即ち此の草を指すなり。
また地名を指す。
【爾雅・釈地】周に焦護あり。
【郭注】今扶風郡池陽県の瓠中、即ち是れなり。
また羌の諸州の名を指す。
【唐書・地理志】隴右道に護卬・久護・護川の三州あり、皆開元十七年に置く。
また葉音は黄郭切、音は「穫」に同じ。
【庾闡・弔賈誼文】妙音ありと雖も、韶・護に過ぐる能わず。騰蛇ありと雖も、卒に坎谷に顛倒すべし。