康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 515 ページ)
【辰集中】【木部】枑;康煕筆画:8;頁碼:515 頁下段 10 行。【唐韻】胡誤切。【集韻】【韻会】【正韻】胡故切。音は「護」。【説文解字】に「行馬」と釈す。【周礼・天官・掌舎】に「梐枑を設けて再重す」と見える。【注】に「梐枑すなわち行馬なり。再重とは、周囲を護るために内外二列に布くをいう」とある。【漢制考】に拠れば、『六韜』に営塁を整えるに天羅・武落・行馬・蒺藜等の器具を設くと見え、『周礼』の梐枑すなわち行馬は、木をもって螳螂の形に作り、藩籬屏障を築きて敵陣を防ぐ施設なり。また【韻会】に「枑とは、木を交差して布き、遮欄柵となすものなり」と釈す。漢魏の世、三公の府門前に行馬を設け、また「杈子」とも称す。詳解は「杈」の字注に見ゆ。考証:祥杈の字注。按ずるに文義により、「祥」は「詳」に改むべし。