康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1325 ページ)
【戌集上】【金部】鑊;康煕筆画:22;頁碼:1325 頁第 03。『広韻』胡郭切、『集韻』『韻会』黄郭切、音は穫。『説文』に「鐫なり。金に従ひ蒦声」とある。『広韻』に「鼎鑊」、『増韻』に「釜の類」とある。『周礼・天官・亨人』に「鼎鑊を供するを掌る」とあり、注に「鑊は肉と魚乾を煮る器なり」とある。『前漢書・刑法志』に「顚を鑿き、脇を引き、鑊にて烹すことあり」と見え、師古の注に「鼎の大にして足なきを鑊といい、人を煮るに用う」とある。また『韻補』に「叶して胡麦切、音は獲」とあり、『柳宗元・懲咎賦』に「進退ともに吾が帰する所なし、甘脂潤いて鼎鑊に在り。幸いに皇鑑の明らかなる宥を得て、郡印を累ねて南に適く」と見える。考証:師古の注に「鼎の大にして足なきを鑊といい、以て人を鬻す」とある。按ずるに、『漢書』の注に「鬻」は「煑」に同じく、「鬻」の音義は別なり。今原文の「鬻」に据りて改む。