康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 720 ページ)
【巳集下】【犬部】獲;康煕筆画:18;頁碼:720 頁 19 行。【唐韻】胡伯切。【集韻】【韻会】胡陌切、音韄。【説文】狩猟にて捕らえたもの。【周礼・夏官・射人】に「三獲」とあり。【釈文】に劉の音は胡伯反とす。また【集韻】に獣の名とする。また【集韻】に姓とも作る。また【広韻】胡麦切、音画。得るの義。【書・太甲】「思わざんば焉ぞ獲ん」。【詩・小雅】「談笑皆其宜を得」。【伝】に「獲、時宜を得るなり」とす。また【爾雅・釈詁】に「馘・穧、皆獲の義」とあり。【注】に「敵の左耳を切り取るを馘といい、禾黍を刈り取るを穧という」とす。【詩・秦風】に「一発して中つ」とあり。また【小雅】に「俘囚と敵を執らう」とあり。また【広韻】に「臧獲」とあり。『方言』に「荊・淮・海・岱・雑斉の間、男奴を罵って臧といい、女婢を罵って獲という」とす。また門の名。【左伝・昭公二十年】に「公孟、蓋獲の門外に祭る」とあり。【注】に「蓋獲は衛の都城の門なり」とす。また回獲、県名。北地郡に属す。【前漢・地理志】に見ゆ。また【広韻】に姓とも作る。宋の大夫尹獲の後なり。また【集韻】黄郭切、音鑊。隕獲、困窮して志を失うさま。【礼・儒行】に「貧賎によりて隕獲せず」、穫に通ず。また【集韻】【類篇】忽郭切、音霍。広大なるさま。また【集韻】胡故切、音護。【礼・曲礼】に「固く強いて取るべからず」とす。また【集韻】胡化切、音話。争い取ること。【周礼・春官・司常】に「凡そ射、獲者の旌を与える」とあり。【注】に「獲旌は勝者所持の旌なり」とす。【釈文】に李の音は胡覇反とす。