康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 503 ページ)
【辰集上】【曰部】会;康熙画数:13;頁碼:503 頁 08 行。古文。『唐韻』『集韻』に黄外切、音は絵。合わせるの義。『易・乾卦』に「亨とは嘉の会なり」。『疏』に「事物をして美やかに会聚せしむ」とある。『書・禹貢』に「灉・沮会同す」。『疏』に「二河会合して共に流るるを指す」とある。また『洪範』に「その極に会す」。『疏』に「会とは集会を指す」とある。『礼記・楽記』に「竹声濫なり、濫以て会を立く、会以て衆を集む」とある。また『周礼・天官・大宰』に「大朝覲会同す」とある。また『春官・大宗伯』に「諸侯が不定期に天子に朝見するを会と曰う」とある。また『礼記・檀弓』に「周人会を作りて民始めて疑う」。『注』に「会とは盟会を指す」とある。『左伝・昭公三年』に「事あれば会し、意合わざれば盟す」とある。また『左伝・宣公七年』に「凡そ出兵して謀に加わるを及と曰い、謀に加わらざるを会と曰う」とある。また『集韻』『韻会』に古外切、音は儈。「絵」に通ず。『書・益稷』に「日月星辰、山竜華虫を作会す」。『伝』に「会とは五彩の刺繍または絵画を指す」とある。『釈文』に「馬融・鄭玄の本は絵と作る」とある。また『詩・衛風』に「会弁星の如し」。『箋』に「会とは皮弁の縫い目を指す」とある。『釈文』に「会、説文には䯤と作る」とある。『周礼・夏官・弁師』に「王の皮弁は五彩の玉をもって帽縫を飾る」。『注』に「会は䯤と作る」。鄭司農曰く、「五彩の帯をもって髪を束ぬるを指す」。『士喪礼』に「帯をもって髪を束ね、しかる後に簪を挿す」とある。「檜」は音䯤と同じく、ただ書異なるのみ。また『周礼・天官・小宰』に「会計の帳籍によりて財物の出入の報告を聴く」。『注』に「概要を記録する帳簿を指し、月ごとの統計を要と曰い、年ごとの統計を会と曰う」とある。また『天官・司会注』に「会とは大なる統計を指す」とある。また『周礼・夏官・職方氏』に「東南を揚州と曰い、その鎮山を会稽と曰う」。『注』に「会稽は山陰に在り」とある。また姓なり。『姓氏急就篇』に「漢に武陽県令会栩あり」とある。また『集韻』に古活切、音は括。会撮を指し、すなわち頸椎なり。また『集韻』に戸栝切、音は活。『荘子・人間世』に「会撮天を指す」。これは向秀の音なり。また『韻補』に「今の音は濁にして泰韻に叶い、古の音は清にして祭韻に叶う」。『郤正・釈譏』に「三方鼎峙し、天下未だ安からず。これ聖賢危难を救うの時、志士功業を立つるの機なり」。考証:『春官・大宗伯』の「時見而会」は、原文に謹みて「而会」を「曰会」に改む。『集韻』の「古活切、音括。撮項椎也」は、原文に謹みて「撮」字の上に「会」字を増す。