康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 548 ページ)
【辰集中】【木部】槵;康熙画数:15;頁碼:548 頁上段 02。『唐韻』『集韻』に胡慣切、音は患。俗に省いて梙と作る。『広韻』に「無槵」とあり、木の名なり。『集韻』に「皮・子浣ぐべし」とあり。『酉陽雑俎』に「之を焼けば極めて香しく、悪気を辟く」とあり。一名を噤婁とし、一名を桓とす。『崔豹・古今注』に「拾木なり。一名を無患とす。昔、神巫あり、名を宝眊と曰う。能く符を以て百鬼を劾し、鬼を得れば此の棒を以て之を殺す。世人此の木を以て衆鬼の畏るる所となす。故に無患と名づく」とあり。また『通雅』に「槵子の実は垢去るべく、核は黒く珠のごとし」とあり。『正字通』に「念珠と為すべし」と謂う。仏経を引きて云わく、「まさに木槵子一百八個を貫き、常に自ら身に随うべし」と。