康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1420 ページ)
【戌集下】【食部】餓;康煕筆画 16、頁 1420。『唐韻』『正韻』五箇切、『集韻』『韻会』牛箇切、去声に読む。『玉篇』に「飢餓の意」とあり。『広韻』に「飽くまで食わざるを指す」とある。『礼記・檀弓』に「昔、衛に大饑あり。孔子粥を煮て、国内の餓える者に分け与へき」と見ゆ。按ずるに、『韓非子・飾邪篇』に「家に常産あれば、餓るといへども餓死するに至らず」といい、『淮南子・説山訓』に「一月飽かざるを忍ぶべし、十日食なきを忍ぶべからず」という。これにより推せば、餓は飢より甚だし。故に『孟子』に「朝に食なく、夕に食なし」といふは、兼ねて飢と餓の両態を含むなり。