康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 311 ページ)
【寅集中】【山部】峨;康熙画数:10;頁碼:311 頁 09 行。『広韻』五何切、『集韻』『韻会』『正韻』牛何切、音は莪。『説文』に「嵯峨、山高し」とある。陸機『従軍行』に「崇山鬱として嵯峨たり」。また峨眉は山名にして、四川嘉定州眉県の南百里に在り。あるいは峩山と作り、三峰あり、大峩・中峩・小峩と曰う。『名山記』に「両山相対して蛾眉の如し、故に名づく」とある。また閩の帰化・泰寧、粤の太平、豫の郟県にも皆蛾眉山あり、名同じくして地異なる。また峩峩は高き貌なり。『詩・大雅』に「璋を奉じて峩峩たり」。注に「圭璋を執りて祭りを助くる者、儀容峩峩然たり」とある。また陸機『賈長淵に答うる詩』に「淑問峩峩たり」。また『韻会』に「俄に通ず」とあり。『前漢書・揚雄伝』に「俄に軒冕、衣裳を雑す」と見える。また魚羈切に叶い、音は宜なり。劉向『九嘆』に「芬香を懐いて蕙を挟み兮、江蓠の菲菲を佩ぶ。申椒と杜若とを握り兮、浮雲の峩峩を冠る」。また阮古切に叶い、音は五なり。韓愈『元和聖徳詩』に「瀆鬼蒙鴻、岳祇嶫峨。膻芗を饫沃し、祥を産じ嘏を降す」。嘏は音古なり。『集韻』にまたはと作る。