康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1528 ページ)
【亥集下】【鼠部】鼦;康煕筆画:18;頁碼:頁 1528 第 04【玉篇】これは古文における「貂」の字形である。【本草】この鼠は栗と松の樹皮を好んで食し、人々はこれを栗鼠と呼ぶ。その毛を頬に擦れば火のように温かく、北方で寒風烈しく厳寒の折には、人々はその皮を用いて額を温めた。後世の人々はこの作法に倣い、金飾りを頭の前につけ貂尾を挿すようになり、漢代に至ってもこの習俗は継承された。【史記・貨殖伝】狐裘・貂裘千余り。【揚子・太玄経】狐と貂の皮毛は自ら災いを招くものなり。按ずるに、『玉篇』ではこの字は「鼠」に従い「召」に従う。『字彙』もまた「召」に従って書くが、『正字通』は誤って「占」に従う形としながら、その釈義は「鼦」と同じくしている。「占」に従うのは実は""の字なるを知らず。これは伝写の際に生じた誤りであり、今『玉篇』に拠って改正する。