康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1206 ページ)
【酉集中】【貝部】貸;康煕筆画 12、頁 1206。
『唐韻』『集韻』『韻会』に「他代切」、音は「態」に読む。
『説文』に「施す」と釈す。
『広雅』に「与う」と釈す。
『玉篇』に「借り、貸す。物を人に与えて後、主に帰す」と釈す。
『周礼・地官・泉府』に「凡そ民の貸する者は、その主とする者と共に弁じて之を与う」とある。
『左伝・文公十四年』に「財を尽して公に貸し、官にして継いで給わしむ」とある。
また『集韻』に「惕得切」、音は「慝」に読む。本字は「貣」に作る。
『五経文字』に「貸」の字、時に相承けて「貣」の字に借り用いるとある。
『唐韻正』に「乞い貸すの『貸』は入声に読み、人に貸し出すの『貸』は去声に読む」とある。
『礼記・月令』に「太史に命じて典章を守り法度を奉行せしめ、天文・日月・星辰の運行を掌らしめ、宿の度を観て謬りなからしむ」とある。
【注】宿は止まるがごとく、離は行くがごとし。星宿の進退の度を占測して差誤なきを謂う。
【音義】音は「吐得反」。また二声に読む。
【又】季夏、婦官に命じて彩帛を染めしめ、礼服の文章必ず旧法に従い、謬りなからしむ。
【注】染むる所の五色、旧法の如く変ぜざるを謂う。
【音義】音は「他得反」。また二声に読む。
また『集韻』『韻会』に「敵徳切」、音は「特」に読む。義同じ。