康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 516 ページ)
【辰集中】【木部】枞;康熙画数 15;頁碼 516 頁下段第 13 行。『六書故』に「樅」に同じとある。樅は、『唐韻』『集韻』『韻会』に七恭切、音は瑽と注す。『説文』に『爾雅』を引いて曰く、「樅は松の葉・柏の幹なり」。郭璞の注に「今、太廟の梁木は此の木を用いる」とある。また『前漢・霍光伝』に「樅木の外蔵椁十五具を作る」と記す。また『詩・大雅』に「鐘磬を懸ける木架(虡業)上の崇牙(横木上の鋸歯状の飾り)高く聳ゆる様を樅という」とある。徐邈は七凶反と読み、沈重は子容反と読み、また衝とも読む。『伝』に解して曰く、「これは崇牙高く聳ゆる様を形容するものなり」。また撞撃の義あり。『前漢・司馬相如伝』に「金鼓を撞く」と記す。また姓なり。『史記・高帝紀』に「漢王、樅公に命じて滎陽を守らしむ」と記す。また『集韻』に即容切、音は蹤。また『正韻』に倉紅切、音は悤。また『広韻』『集韻』に子用切、音は縱。以上の音義皆同じ。