康熙字典解説
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【酉集下】【酉字部】酢;康煕筆画:12;頁碼:頁 1282 第 01
【唐韻】【集韻】【正韻】倉故切、音措。【説文】醶なり。【徐曰】今人此字を酬酢の「酢」に用ひ、反って「醋」の字を「酢」と為すは、時俗相承して変ずる所なり。【玉篇】酸し。【急就篇】酸鹹酢淡、濁清を辨ず。【馬第伯・封禅記】酢梨・酸棗。【隋書・酷吏伝】長安に諺あり、「寧ろ酢三升を飲まむとも、崔弘度を見ることを欲せず」と。
又【広韻】在各切、【集韻】【韻会】【正韻】疾各切、音昨。客主人に酒を薦むるを指す。【広韻】酬酢。【倉頡篇】主人の客に報ずるを酬と曰ひ、客の主人に報ずるを酢と曰ふ。【易・繋辞】是を以て酬酢に与り、鬼神を輔くべし。【詩・小雅】君子酒有り、満して之に酢す。【伝】酢は報ずるの義なり。
又器の名。【揚子・方言】甑なる器、関東に於いては甗と曰ひ、或いは酢镏と曰ふ。