康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1094 ページ)
【申集中】【虫部】螭;康煕筆画:17;頁碼:頁 1094 第 51【唐韻】丑知切【集韻】【韻会】【正韻】抽知切、音は摛。【説文】龍に似て黄色なるもの、北方ではこれを地蝼と称す。また角なきを螭という者あり。【前漢・司馬相如伝】蛟龍赤螭。【注】文穎曰く、螭は龍の子なり。張揖曰く、赤螭は雌龍なり。また螭頭。【唐書・鄭朗伝】鄭朗、螭頭の下に筆を執る。また螭紐。【蔡邕・独断】天子の璽は玉を彫りて螭虎を紐とす。また馬の名。【西京雑記】漢の文帝、代より還るに良馬九匹あり、その一匹を緑螭驄と名づく。また【唐韻古音】丑戈切。『楚辞』に「両龍を駕して螭を叱す」、上句の「波」の字と韻を協す。また注に『淮南子』を引いて曰く、「羲和をして駐めしめ、六螭をして息せしむ」。【正韻】また彲と作る。【史記・斉世家】龍にも非ず彲にも非ず。【韻会】また離と作る。【史記・周本紀】豺狼の如く離獣の如し。また魑に通ず。【左伝・昭九年】もって螭魅を防ぐ。【注】山の神、獣の形なり。また摛に通ず。【揚雄・蜀都賦】華やかに鋪陳すること螭燭の如し。