康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 196 ページ)
【丑集上】【口部】啻;康煕筆画:12;頁碼:頁 196 第 29【唐韻】【集韻】【韻会】施智切、音は翅。【説文】語るに「不啻(ただならざる)」なり。一説に慎むの義。【正字通】この二義明らかならず。【玉篇】売買の際に「不啻」と言う。【六書故】啻は「止」に同じく、いわば「何ぞ止まんや」のごとし。今呉地方言において「すでに」を表す詞に「啻」の字を加うるは、いわば「ただこれのみにあらず」のごときなり。【書・秦誓】不啻自ず其の口より出ずるがごとし。【韻会】時に「翅」と作る。また「適」と通ず。【戦国策】我を疑う者三人に適(ただ)だず。【注】適と啻と同じ。また【集韻】余りの義。【韻会】過多の義。また【集韻】丁計切、音は帝。声高し。一説に慎むの義。