康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1284 ページ)
【酉集下】【酉部】醇;康煕筆画:15;頁碼:頁 1284 第 18。古文。【唐韻】常倫切。【集韻】【韻会】【正韻】殊倫切。音は純。【説文】に「澆(うす)い酒にあらず」とあり。【前漢・曹参伝】に「来たる者皆言あらんと欲す。至る者、参輒ち醇酒を飲ましむ」とあり。【注】に「醇酒は澆いず、厚き酒を謂う」とあり。また【後漢・劉盆子伝】に「乃ち益々醇酒を醸す」とあり。また【玉篇】に「専なり」とあり。また「粹にして清し」とあり。【嵆康・養生論】に「神気、醇白をもって独り著わる」とあり。また「厚し」とあり。【前漢・景帝紀】に「移風易俗に至り、黎民醇厚なり」とあり。【老子・道徳経】に「其の政悶悶たり、其の民醇々たり」とあり。【注】に「其の政教寛大にして、民醇々として富厚、自ら相親睦す」とあり。また「精なり」とあり。【易・繋辞】に「天地絪縕、万物化醇す」とあり。【疏】に「万物変化して精醇なり」とあり。【朱子・本義】に「醇は厚くして凝れるを謂う」とあり。また「謹重なり」とあり。【史記・万石君伝】に「事は丞相に関決せず、丞相は醇謹なるのみ」とあり。【前漢・衛綰伝】に「醇謹にして他なし」とあり。また【博雅】に「醇鉤、剣なり」とあり。また純に同じ。【書・説命】に「惟れ厥の攸居、政事惟れ醇なり」とあり。【注】に「居とは止まりて安んずるなり。義理の止む所に安んずれば、故に政事雑わざるなり」とあり。また【前漢・礼楽志】に「河竜鯉を供し、醇犠牲す」とあり。【注】に師古曰く「醇は色の雑らざるを謂う」とあり。また【食貨志】に「天子醇駟を具うべからず」とあり。【梅福伝】に「一色体を成すを醇と謂う」とあり。【集韻】に或いは に作る。