康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1273 ページ)
【酉集下】【邑部】郭;康煕字典画数:15;頁碼:第 1273 頁第 13 行。古文献による注釈:『唐韻』『正韻』は古博切と注音し、『集韻』『韻会』は光鑊切と注音して、音は「椁」に同じ。『広韻』は内城の外にある城壁と釈す。『釈名』に曰く、郭とは「廓」の意にして、城の外周に広がる部分を指す。『白虎通』に曰く、城郭を設ける所以は、堅固なる防衛を示さんためなり。また『正韻』に諸侯国の名と載す。『春秋・荘公二十四年』に「赤、曹に帰る。郭公」と記す。『公羊伝』の解説に、「赤」とは何ぞや。およそ郭公なり、とある。また姓なり。『玉篇』に曰く、周の王季の後裔なり。あるいは虢叔の後裔ともいう。『正字通』に曰く、郭姓は時に「虢」の音に読む。これ周文王の弟・季が虢地に封ぜられ、時に郭公と称せられたるによりて、以って姓となしたるなり。『春秋伝』に曰く、虢を攻めれば虞は之を救う、と。『公羊伝』は「郭」と書き、『左伝』『穀梁伝』『孟子』は「虢」と書く。これ文字を異にして転音相近きが故なり。また『五音集韻』は苦郭切と注音して、「廓」字と同じ。考証:『春秋・荘公二十四年』に「赤、曹に帰る。郭公」と記す。『穀梁伝』の解説に、「赤」とは何ぞや。およそ郭公なり、とある。謹んで按ずるに、「赤者何」の二句は『公羊伝』に出づるものにして、『穀梁伝』此处に誤って『公羊伝』の内容を引けり。