康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1077 ページ)
【申集中】【虫部】蚌;康熙画数 10;頁碼 1077 頁下段 21 行。『唐韻』『集韻』『正韻』に「歩項切」、音「棒」に同じ。『説文』に「蜃の類に属す」。『爾雅・釈魚』に「蚌は中に漿を含む」。『本草』に「長江・漢水及び溝渠の間に生じ、殻は磨いて粉とす」。『呂氏春秋』に「月満つれば蚌蛤の肉飽く」。左思『呉都賦』に「蚌蛤は珠を懐き、月の盈虚に従って変ず」。『拾遺記』に「陰泉は寒山の北に在り、黒蚌飛びて往来す」。また『正韻』に「蒲浪切」、音「傍」の去声。義同じ。また『唐韻古音』に「歩孔切」。郭璞『山海経・欧絲野賛』に「女子と鮫人。身は蚕と蚌に似たり。珠を産むること甲によるにあらず、糸を吐くこと蛹によるにあらず。変化定まる方なく、万物いづくんぞ変らざる種あらんや」。また『集韻』に「白猛切」、音「 」に同じ。「蠯」に通ず。また「敷容切」、音「豊」に同じ。「蜂」に通ず。あるいは「蜯」「蛖」と作る。