康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 518 ページ)
【辰集中】【木部】柄;康煕筆画:9;頁碼:518 頁 08 行。【唐韻】【集韻】【韻会】【正韻】に「陂病切」とあり、発音は「兵」の去声に近い。「棅」とも書く。【説文解字】によれば「斧の柄」を指す。【周礼・冬官考工記】に「秦には盧なし」と見え、【注】に「戈戟の柄」を指すとある。また爵・豆などの器にも柄がある。【礼記・祭統】に「尸が夫人に酒を勧める際、夫人は爵の柄を持つ」と記される。【管子・弟子職】に「献ずる時、柄の長さ一尺」とある。また「根本」の義もあり、【易経・下繋】に「坤は地にして、また本なり」という。さらに「権柄」の義もあり、【左伝・襄公二十三年】に「既に財利の権を握り、また民を治むるの柄を執る」と見え、また【韓非子・二柄篇】に「二柄とは賞と罰なり」とある。また山名としても用いられ、【山海経】に「柄山、山上に玉多し」と記される。また「枋」に通じ、「枋」の項に詳説する。また「秉」にも通じ、北斗七星の斗柄のごとし。【史記・天官書】に「斗秉」と作る。また【集韻】に「補永切」、音「丙」に同じく、意は「持握」なり。また【唐韻】【古音】に「必漾切」とあり、義は同じ。