康熙字典解説
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【酉集上】【言部】變;康煕筆画:23;頁碼:1186 頁第 12 行
古文【唐韻】祕戀切【広韻】彼眷切。【集韻】【韻会】彼巻切、鞭去声。【説文】更なり。【小爾雅】易なり。【広韻】化なり、通ずるなり。【増韻】転ずるなり。【正韻】改むるなり。【易・乾卦】乾道変化す。【易解】有より無に至るを変と謂ひ、無より有に至るを化と謂ふ。【礼記・王制】一成して変ずべからず。【注】更なり。【周礼・夏官・司爟】四時に国火を変じて、時疾を救う。【注】変は猶お易のごとし。また前漢・循吏伝に「漢家は敝を承けて通変す」とあり。また動くを謂う。【礼記・檀弓】夫子の病革矣、変ずべからず。【注】変は動くを謂う。【荀子・議兵篇】機変張らず。【注】器械の変動して敵を攻むるを謂う。また権変を謂う。【前漢・魏豹伝賛】張耳・韓信みな一時の権変を徼めて、詐力をもって成功す。【文中子・述史篇】君子に非ざれば変を語るべからず。【注】変は権なり。経に反じて道に合するを之を謂う。また災異を変と曰う。【前漢・五行志】災異愈々甚しく、天変形を成す。また【諸葛豊伝】災変数々見わる。また死喪を変と曰う。【穀梁伝・昭公十五年】君祭楽の中に在り、大夫に変あって聞くべきか、可ならんや。また姓なり、【姓苑】に見ゆ。また【韻会】平免切、音は弁。正なり。【礼記・礼運】大夫宗廟に死するを変と謂う。【注】変は読みて弁と為す。猶お正のごとし。また叶して眠切、音は辺。【荘子・田子方】夫れ至人は、上に青天を闚い、下に黄泉に潜り、八極を揮斥して、神気変ぜず。また叶して必愼切、音は鬢。【陸雲の詩】羽儀未だ変ぜず、叶に客来信有り。按ずるに『説文』は本より攴に従い、攴部に載す。徐曰く、攴は為すこと有り。精薀は久に従い、俗に譌って攵と作すは非なり。『字彙』既に攴部に載す、是れ言部の重出なり。下に改めて攵に従うは非なり。また『集韻』に俗に木変と作すも亦た非なり。考証:【礼記・檀弓】「夫子の疾病矣、変ずべからず」を、「謹んで原文に照らし、疾病を病革に改む」。