康熙字典解説
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【午集下】【示部】祖;康煕筆画:10;頁碼:841 頁 18 行。古文。『唐韻』則古切、『集韻』『韻会』総古切、『正韻』総五切、音は組。『玉篇』に「父の父」とあり。また先祖・始祖を総じて祖という。『詩・小雅』に「先妣と先祖を継ぐ」とある。『礼・喪服小記』に「別子して一族の始祖となる」とある。また『説文』に「始祖の廟」とある。『周礼・冬官考工記・匠人』に「左に祖廟、右に社壇」とある。また『広韻』に「始・尊上・根本」とある。『礼・中庸』に「堯舜に法る」とあり。『仲尼燕居』に「かくのごとくすれば衆と和せず」とある。『前漢・食貨志』に「舜、后稷に命ず。民始めて飢ゆればなり」とあり。孟康の注に「民始めて飢ゆるをいう」とある。また「法る」の義あり。『礼・郷飲酒義』に「東方にて犬を烹るは、陽気の東方より生ずるに法るなり」とある。また「慣れ親しむ」の義あり。『魯語』に「土地の性を慣れ親しんで知る」とある。また道神を祭るを祖という。共工の子に修といい、遠遊を好めり。車船の至るところ、遊歴せざるなく、故にこれを祭って道神となす。祖とは往くの意味なり。『詩・大雅』に「仲山甫、出行して路神を祭る」とあり。注に「祖とは、出行の際に路神を祭る儀なり」とある。『左伝・昭公七年』に「君将に行かんとす。襄公の路神を祭るを夢む」とある。また姓なり。祖已の後裔、范陽に出づ。また『集韻』に咨邪切、音某(欠字)とあり。『前漢・地理志』に安定郡に祖厲県あり。また神名なり。『山海経』に祖状の屍とあり。注に「音は柤梨の柤に似たり」とある。また葉音に阻渚切、音樹とあり。張衡『東京賦』に「民を駆使して労役に服せしめ、ただその力を重んず。民堪えざれば、ここに大漢に休みを得て、高祖を喜んで戴く」とある。