康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1212 ページ)
【酉集中】【貝部】贊;康煕筆画:19;頁碼:1212 頁下段 21
『唐韻』『集韻』『韻会』則旰切、音「讚」に同じ。
『説文』に見るべしとあり。形は「貝」と「兟」に従う。
【注】徐鉉曰く、兟は音「詵」に同じ、進むの義なり。贄を奉じて進ずるに、有司これを導く。
また『易・説卦』に、神明を陰に助くとあり。
【注】贊は明の義なり。
【疏】贊とは輔けて成すこと、隠微なるものを顕ならしむるがゆえに、明と釈するなり。
また『書・大禹謨』に、益が大禹を佐けて曰くとあり。
【伝】贊は佐助の義なり。
『儀礼・士冠礼』に、稍々退きて命を伝えるとあり。
『家語』に、子遊・子夏(かかる文才)といえども一言を加うる能わずとあり。
また『書・臯陶謨』に、努めて輔けよとあり。
【伝】これも古事をつらねて進言するなり。
【疏】古事を学びて献じ、言辞を輔けて完うして言うなり。
また進の義なり。
『前漢・東方朔伝』に、東方朔自ら薦めて曰くとあり。
【注】師古曰く、贊はすなわち進なり。
また『広韻』に出ず、助くの義あり。
また姓なり。
『呂氏春秋』に相馬する者、贊君と名づく者あり。
また葉すれば則県切、音「箭」に同じ。
『蘇軾・謝呉山神文』に、神明に祷りて陰に便を与う。平生の約に違わず、あるいは神明の陰助によるか。