康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 921 ページ)
【未集中】【糸部】終。康煕筆画:11。頁 921。古文に夊と作る。『広韻』職戎切。『集韻』『韻会』之戎切。音は螽に同じ。『説文』に「絲を絿(あつ)む」とある。また『玉篇』に「極なり、窮なり」とあり。『集韻』に「一に曰く尽くるなり」とある。『易・繋辞』に「『易』の書たるや、原(もと)を究め要(かなら)ずんば終を尽くす」とある。『書・仲虺の誥』に「其の終を慎み、惟れ其の始」とある。『詩・大雅』に「高朗にして令終」とある。また『礼記・檀弓』に「君子は之を終と曰い、小人は之を死と曰う」とある。また『左伝・文公元年』に「先王の正は時なり。端を履みて始に於き、正を挙げて中に於き、余を帰して終に於く」とあり。疏に「其の余を帰りて、終末に分ち置く。終末に於いて乃ち閏を置くを言う」とある。また『左伝・襄公九年』に「十二年矣、是を一終と謂う。一星の終なり」とある。また『爾雅・釈天』に「月壬に在るを終と曰う」とある。また『前漢書・刑法志』に「地方一里を井と為し、井十を通と為し、通十を成と為し、成は方十里、成十を終と為す」とある。また姓なり。『左伝・定公四年』に「殷民七族、終葵氏有り」とあり。『史記・秦本紀』に「秦の先は嬴姓なり。其の後分封せられ、国を以て姓と為す。終黎氏有り」とある。『前漢書・終軍伝』に「終軍、字は子雲、済南の人なり」とある。また『韻補』に「諸仍切に叶う」とあり。『周易・坤・文言』に「終を以って成に叶う」とある。また『韻補』に「諸良切に叶う」とあり。陳琳『迷迭香賦』に「夙夜に歓慶を竭くす兮、幽翳なりといえども弥彰し。事隆ならずして殺げざるは無し兮、亦始無くんば終無し」とある。