康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1266 ページ)
【酉集下】【辵部】邅;康熙筆画:20;頁碼:1266 頁上段 24 行。『広韻』『集韻』『韻会』に「張連切、音は旃」とあり。『集韻』に「迍邅は、行きたきがたく進まざる貌なり」とある。『易・屯卦』に「屯如たり邅如たり」と見え、『楚辞・哀時命』に「蹇邅迴して行くべからず」とある。また『広韻』に「持碾切」、『集韻』『韻会』『正韻』に「直碾切」、いずれも上声にして、「転ずるなり、逐うなり」と解す。屈原『離騒』に「吾が道を崑崙に邅(めぐ)らす」とあり、注に「邅は転ずるなり。楚人は転を邅と曰う」とある。また『楚辞・九嘆』に「彼南道に邅(めぐ)りて征夫宵行す」とあり、注に「己が放逐されて江南に流転するを言う」とある。さらに『広韻』に「除善切」、『集韻』に「丈善切」、いずれも去声にして、「移るなり」、また「循うなり」とある。考証:『楚辞・九諫』の「蹇邅迴して行くべからず」は、原書に照らして「哀時命」に改むべし。