康熙字典解説
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【酉集下】【酉部】酌;康煕筆画:10;頁碼:1280 頁 07 行。【唐韻】之若切。【集韻】【韻会】【正韻】職略切。音は灼。【説文】酒を盛って觴を行うなり。【詩・周南】我姑に彼的金罍を酌まん。【礼・郊特牲】縮酌は茅を用う。【注】酌は猶斟のごとし。酒既に漉さば、則ち之を斟じて以て尊彝を実す。【前漢・蓋寛饒伝】我を多く酌むこと勿れ、我乃ち酒狂なり。【班固・西都賦】酒車を騰がせて斟酌す。又【博雅】酌は漱ぐなり。又【博雅】益すなり。又【礼・曲礼】酒を清酌と曰う。【博雅】清酌は酒なり。又善を取りて行うを酌と曰う。【左伝・成公六年】子大政為る、将た民に酌むべし。【注】民心を酌取りて以て政と為す。【礼・坊記】上民言を酌まば、則ち下天施を上ぐ。【注】酌は猶取るがごとし。又参酌す。【周語】而して後に王斟酌す。【前漢・叙伝】六経を斟酌し、易象論に放つ。又地名。【史記・建元以来王子侯者年表】平酌侯は葘川懿王の子なり。【注】志に北海に属すとあり。又【正字通】武王の楽歌、周頌「于鑠王師」の篇名なり。酌は亦省いて勺と作す。【礼・内則】十三にして勺を舞う。【注】勺は酌と同じ。又【集韻】実若切。音は杓。挹すなり。【左伝・成公十四年】内に酌みて飲まず。【釈文】酌は市略反、亦章略反と読む。考証:【礼・曲礼】「酒を酒酌と曰う」は、謹んで原文に照らし「酒酌」を「清酌」に改む。【礼・孔子閒居】「上民言を酌まば、則ち下天施を上ぐ」は、謹んで按ずるに出典は『坊記』なるにより、今『礼・坊記』に照らして改む。【周語】「後王斟酌す」は、謹んで原文に照らし「後」の字の上に「而」の字を増す。【史記・建元以来王子侯者年表】「平酌侯は葘川懿王の子なり。【注】北海に属す」は、謹んで原文に照らし「属」の字の上に「志」の字を増す。