康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 459 ページ)
【卯集中】【手部】擢;康煕筆画:18;頁碼:459 頁下段 27 行。『唐韻』『集韻』『韻会』『正韻』に「直角切」、音は濁。『説文』に「引くなり」。『揚子・方言』に「抜く也。関より西においては、あるいは抜くといい、あるいは擢という」。『広韻』に「抽く也、出ずる也」。『戦国策』に「これを賓客の中より擢げて、これを群臣の上に立つ」。また『前漢・公孫弘伝』に「天子、対を擢げて第一とす」。また『増韻』に「聳ゆ」。『班固・西都賦』に「仙掌を抗げて露を受け、双立の金茎を擢ぐ」。また『玉篇』に「去る也、徹する也」。『礼記・少儀』に「侍して投ずれば矢を抱き、角せず馬を擢げず」。疏に「投壺は、籌を立てて之を馬と為し、三馬に至りて勝と成す。もし二馬を得たりといえども、あえて尊者の馬を徹して己が勝を足すことをせざるなり」。『荘子・駢拇篇』に「徳を擢ぎ性を塞いで名声を収む」。注に「自然の徳を抜き去る」。