康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1503 ページ)
【亥集中】【鳥部】鸇;康煕筆画:24;頁碼:1503 頁 06 行
古文は「鳽」と作る。
『唐韻』『集韻』『韻会』『正韻』に「諸延切」とあり、音は「饘」に似る。猛禽の一種なり。
『説文解字』に「鷐風」と釈す。
『爾雅・釈鳥』に「晨風」、すなわち鸇なりと記す。
〔郭璞注〕に曰く、タカ類に属す。陸璣曰く、鸇はタカに似て黄色く、顎は燕のごとく、嘴は曲がり、風に藉りて翼を震わせ、風勢に乗じて疾く飛び、斑鳩・鴿・燕・雀などを捕食す。
また地名を指し、「鸇陰」という。
『後漢書・郡国志』に安定郡に属すと記す。
また『西羌伝』に、羌が建威の鸇陰河に至ると記す。
また『集韻』に「稽延切」とあり、音は「甄」に似る。タカ類に属す。
また「已仙切」とあり、音は「搴」に似る。義同じ。
また葉音は「之人切」、音は「珍」に似る。
『漢・高彪の詩』に曰く、「呂尚七十にして、豪気三軍に冠絶す。詩人歌って美とし、鷹・鸇のごとき威猛なり」という。