康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 483 ページ)
【卯集下】【方部】旋;康煕筆画:11;頁碼:483 頁 17 行。【唐韻】似宣切。【集韻】【韻会】旬宣切。【正韻】旬縁切。音は「璿」に同じ。【説文解字】に曰く、「旌旗の指図に従って周旋する」をいう。字形は「㫃」と「疋」とより成る。「疋」は足なり。【注】徐鍇が曰く、人の足は旌旗の指図に従って周旋す、と。【左伝・僖公二十三年】に「君と周旋す」とあり。【注】に曰く、互いに追逐するをいう、と。また【易経・履卦】に「その位に復る。大吉」とあり。【疏】に曰く、旋とは復るをいう、と。また【周礼・冬官考工記・鳧氏】に「鐘の懸け具を旋という」とあり。【注】に曰く、旋とは鐘の柄に連ねてこれを懸くる部分なり、と。【釈文】に「旋」は本音に読む。李(某)は信犬反に読む、と。また【左伝・定公三年】に「夷射姑ここに小便す」とあり。【注】に曰く、旋とは小便をいう、と。また【荘子・達生篇】に「工倕は手に随いて円を描けば規に合し、指は物に応じて変じ、心に度らず」とあり。【注】に曰く、旋とは円形をいう。蓋は過ぎたるをいう、と。また「璇」に同じ。【前漢書・律暦志】に「璇璣を輔く」とあり。また【広韻】辞恋切。【集韻】【韻会】【正韻】随恋切。音は「」なり。繞行するをいう。また「還」に通ず。【礼記・玉藻】に「旋は規に合い、折は矩に合うべし」とあり。【釈文】に曰く、還は版本に「旋」と作るものあり、と。また【韻補】葉韻は松倫切に読む。【李尤『徳陽殿賦』】に「上に盤旋して際なし、形態流転して周旋す。三階を開きて会合し、金銀を両楹の間に錯す」とある。