【寅集上】【寸部】尋;康熙筆画:12;頁碼:295 頁下段第 12。古文。『唐韻』徐林切。『集韻』『韻会』『正韻』徐心切。音は潯。『説文』に「繹理なり」とあり、本字は

にして、工・口に従い、又・寸に従う。工・口は乱るることを示し、又・寸は之を分理するを示す。彡は声なり。『増韻』に「求むるなり」とある。『前漢・黄覇伝』に「語次いで尋繹す」と見え、注に「抽引して出づるなり」とある。また度の名。『周礼・地官・媒氏』の注に「八尺を尋と曰ひ、尋を倍するを常と曰ふ」とあり。『小爾雅』に「四尺を仞と謂ひ、仞を倍するを尋と謂ふ」とある。『孟子』に「尺を枉げて尋を直くすべし。宜しく為すべからざるが若しかるべし」とある。また仍なり、継ぐなり。『左伝・昭公元年』に「日に干戈を尋ねて以て相征討す」とあり。古語に「毫末扎さざれば、将に斧柯を尋ぬべし」という。また俄かなり。『晋・羊祜の開府を譲る表』に「身を以て陛下を誤り高位を辱しめ、傾覆亦尋ねて至る」とある。また用うるなり。『左伝・僖公五年』に「将に師を尋ぬべし」とあり、注に「尋は用なり」とある。また侵尋とは浸淫に猶るなり。『前漢・武帝紀』に「郡県を巡り、太山に侵尋す」とある。また借りて温燖と作る。『左伝・哀公十二年』に「呉人使して盟を尋ねんことを請ふ」。子貢曰く、「若し尋ぬべきならば、亦寒むべし」。注に「尋は重なり、温なり。前の盟既に寒ければ、更に之を温めて熱ならしむ。燖と義同じ」とある。また長きなり。『揚子・方言』に「関以西、秦・晋・梁・益の間、凡そ物の長きを尋と謂ふ」とある。また俗に庸常を尋常と謂ふ。また姓なり。晋の尋会、唐の劉黒闥の将尋相。『韻会』に毛氏曰く、「口に従う。俗に几に従って作すは非なり」。