康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 531 ページ)
【辰集中】【木部】械;康煕筆画:11;頁碼:531 頁 03 行
【唐韻】【集韻】【韻会】【正韻】胡介切、音「邂」に同じ。
【説文】四つの釈あり。一には桎梏(足枷・手枷)を指す。
【孔穎達曰く】械とは「戒」の意なり。人の随意なる行動を禁ずるに用いる。
一には器具の総称を指す。『礼記・王制』に「器械の制各々異なる」とあり。注に曰く、礼楽に用いる器具および兵器・鎧甲を指すという。
一には「持」(握り持つ)の意なり。
一には盛る容器あるを「械」といい、盛る容器なきを「器」という。
『周礼・司書』に「三歳ごとに大計して群吏の治を考へ、以て民の器械の数を知る」とあり。
【疏】器は礼楽の器を指し、械は弓・箭・戈・殳・矛・戟等の兵器を指す。
また巧みな術を「械」という。
『孟子』に「機械の変詐を用いる者は、羞恥心の用いる所なし」とあり。
考証:『周礼・天官』に「三歳ごとに大計して群吏の治を考へ、以て民の器械の数を知る」とあり。【注】器は礼楽の器を指し、械は弓・箭・戈・殳・矛・戟等の兵器を指す。謹んで原文に従い、「天官」を「司書」に改め、「注」を「疏」に改む。