康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 320 ページ)
【寅集中】【山部】嶰;康煕筆画:16;頁碼:320 頁上段 38。『広韻』胡買切、『集韻』下買切、音は蟹。山の間の渓澗を指す。『左思・呉都賦』に「嶰澗閴岡」とあり、註に「大山と分かれた小山を嶰という」とある。また山谷の名称ともする。『通鑑綱目』に「黄帝、伶倫をして嶰渓の谷に至らしめ、竹を取る」とある。また「解」に通ず。『前漢・律暦志』に「黄帝、泠綸をして解谷に至らしめ、竹を取る」とあり、註に孟康曰く、「解は脱の意味なり。谷は竹溝を指す。鉤節なく、皮の脱落せる竹を取る」という。別の説に、崑崙山北の山谷の名とする。また去声に読む。『集韻』居隘切、音は懈。義同じ。また葉音に虚里切、音は喜。『馬融・広成頌』に「柘を冒し枳を搓り、谷底の幽嶰を窮む」とある。