康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1077 ページ)
【申集中】【虫部】蚊;康煕筆画:10;頁碼:1077 頁 18 行。
古文は「蟁」と作る。
『唐韻』『正韻』に「無分切」とあり、音は「文」に同じ。
『説文解字』に曰く、「人を嚙む飛虫なり」。
『続博物志』に曰く、「土湿れば則ち蚊を生ず」。
『大戴礼記』に、「白鳥とは即ち蚊蚋を謂う」とあり。
『爾雅翼』に曰く、「蚊は汚水の中の孑孓より化し、人の肌を嚙み、飛ぶ音雷の如し」。
『荘子・天運篇』に曰く、「蚊虻肌に嚙めば、終夜寐るを得ず」。
また『唐国史補』に曰く、「江東に蚊母鳥あり、吐蚊鳥ともいう。夏夜に鳴き、葦叢中にあって蚊を吐く。湖州に尤も多し」。
また蚊子樹あり、実は枇杷に似て、熟すれば自ら裂け、蚊飛び尽きて空殻のみ残る。
『韻会』には「蟁」と作る。
『集韻』にも「𧒎」と記す。