【戌集中】【阜部】隈;康煕筆画:17;頁碼:1357 頁 02 行
【唐韻】烏恢切、【集韻】【韻会】烏回切、【正韻】烏魁切。音は「煨」に同じ。
【説文解字】水流の屈曲する所を指す。
【爾雅・釈地】「隩」を「隈」と釈す。
【疏】隩はまた隈と称す。隈とは山崖の内側深く凹み隠れたる所をいう。
【又】山崖の内側にて水に近き所を隩といい、外側を隈という。
【疏】山崖の内側にて水に近き所は隩なり、その外側は輷なり。ここにある「隈」は当に「輷」なるべし。伝写の誤りなり。
【左伝・僖公二十五年】秦人、析の隈を経る。
【注】析は楚の城邑なり。隈とは草木叢生して隠れたる所を指す。
【管子・形勢篇】大山の屈曲する所、さらに深くなるとていずこまで深からんや。
【楚辞・天問】隅曲かくも多し、誰かその数を知らん。
【淮南子・原道訓】舜、河辺にて一年釣りをなす。漁夫らは湍急なる浅瀬を争って占め、屈曲せる深水之處を彼に譲る。
また【正字通】弓の屈曲する部分を隈という。
【儀礼・大射儀】大射の正、弓を持ち、袖をもって弓の左右の屈曲する部分を拭う。
【注】隈とは弓の屈曲する所を指す。
また【広韻】【集韻】烏繢切。音は「

」に同じ。
【広韻】隩隈を指す。
【集韻】あるいは「

」と作る。
【篇海】また別字形に作る。