康熙字典解説
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【亥集中】【魚部】鯈;康煕筆画:18;頁碼:1471 頁下段 14 行。『唐韻』以周切、『集韻』夷周切、音は由。『説文』に「魚の名」とあり。『集韻』に「鮋と同じ」とある。『荘子・秋水篇』に「鯈魚出游す」と見え、『音義』に「即ち白鯈魚なり」と注す。『淮南子・覧冥訓』に「其道を得ざる者は、鯈魚を観るが若し」とあり、注に「鯈魚は小魚なり」と説く。『正字通』に「俗に参条魚と呼ぶ。長くして小さく、時に水面に浮き、性よく遊ぶが故に名づく」とある。また『山海経』に「帯山の彭水は西流して芘湖に至り、其中に鯈魚多し。其の状鶏の如く赤尾にして、三尾六足四目あり。其の音鵲の如し」と見え、按ずるに『荘子』『淮南子』所见のものとは別種なり。また地名として、『左伝』文公十七年に「悉く敝賦を率ゐて鯈に待つべし」とあり、注に「鯈は晋と鄭との境なり」と説く。また人名として、『左伝』に晋の公子伯鯈、後漢に劉鯈あり。また『広韻』直由切、『集韻』『韻会』留切、『正韻』除留切、音は儔。義同じ。また『集韻』『正韻』田聊切、音は迢。本は鰷と作る。詳しくは鰷の字注を見よ。