康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 995 ページ)
【未集下】【肉部】膻;康煕筆画:19;頁碼:995 頁 19 行。【唐韻】徒旱切、【集韻】蕩旱切、音は袒。【説文】に「肉の膻なり。肉に从り亶声」とあり。【詩】に「膻裼して虎を暴く」と見える。按ずるに、【詩】鄭風に今「襢」に作る。【集韻】にまた省いて「胆」と作るとあり。また【集韻】【正韻】に尸連切、音は羶。【説文】に「羊の臭いなり。本は羴と作り、または羶と作る」とあり。【列子・周穆王篇】に「王の嬪御、膻悪しくして親しむべからず」とある。また【正字通】に音は誕。【素問】に「膻中とは臣使の官にして、喜楽ここより出ず」とあり。王氷曰く、「胸中の両乳の間にある」。朱肱曰く、「心の下に膈膜あり、脊・脇と周回して相著き、濁気を遮蔽す。いわゆる膻中これなり」。