康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 620 ページ)
【巳集上】【水部】洒;康煕筆画:10;頁碼:620 頁 05 行。【広韻】【正韻】所買切、【集韻】【韻会】所蟹切、音は晒。【説文】に「洗滌す」とある。【詩・唐風】に「洒せず掃せず」と見える。また【正韻】に沙下切、沙の上声。意同じ。また【集韻】【韻会】【正韻】に蘇典切、音は銑。粛穆として恭敬なるさま。【礼記・玉藻】に「君子酒を飲みて一爵を受ければ、色粛敬なり」とある。また水深きを洒と曰う。【爾雅・釈丘】に「崖を望めば洒にして岸高し」とある。また【集韻】に先見切、音は霰。【礼記・内則】に「桂と姜とを屑にして之に洒き、塩して之を漬く」とある。また蘇很切。驚異するさま。【荘子・庚桑楚】に「洒然として之を異とす」とあり、また悉礼反とも作る。また洒洒とは、寒えて震えるさま。【素問】に「秋に冬の分を刺して病癒えざれば、人をして時に灑灑然ならしむ」とある。また【唐韻】【集韻】に先礼切、【正韻】に想礼切。洗と同じ。【左伝・襄公二十一年】に「その心を洒ぎ、専ら人に待つ」とある。また雪ぐの義。【孟子】に「死者の為めに此の恨みを雪がんことを願う」とある。また【集韻】【韻会】【正韻】に取猥切。漼と同じ。鮮明なるさま。一説に高峻なるさま。【詩・邶風】に「新台洒たり」とある。また【集韻】に思晋切、音は信。汛と同じ。詳しくは汛字の注に見る。考証:【礼記・内則】「桂を屑にして姜と為し、以て諸の上に洒き、之を塩す」。謹んで原文に照らし、「為」を「与」に改む。