康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 325 ページ)
【寅集中】【工部】巧;康煕筆画:5;頁碼:325 頁上段 09。古文に丂と作る。【唐韻】【集韻】【韻会】【正韻】すべて苦絞切、敲の上声。【説文】技芸なり。【広韻】能くす、長ずるなり。【韻会】機巧なり。【周礼・冬官考工記】天時に候あり、地に気あり、材に美あり、工に巧あり。此の四者合いて然る後に良きを作す。【山海経】義均始めて巧を作り、倕始めて百工の為めに器を作れり。又【増韻】拙の反なり。【韻会】聡慧霊巧なり。【老子・道徳経】大巧は拙なるが若し。【淮南子・主術訓】故に大略ある者は、小を以て巧と為すべからず。又【広韻】美なり。【詩・衛風】巧笑倩兮。又【韻会】射者の中るを巧と曰う。【孟子】譬喩を知るを巧と為す。又【広韻】偽なり。【詩・小雅】巧言如簧、顔之厚矣。【伝】言偽にして人に愧ずるを知らず。【礼・月令】毋や淫巧を作すことなかれ。【注】淫巧とは、法度に合わざる偽飾を指す。又【広韻】苦教切。【集韻】【韻会】【正韻】口教切、敲の去声。義同じ。又去九切に叶い、音糗。【前漢・司馬遷伝】聖人は機巧を弄ばず、ただ時勢の変に応じて順ずるのみ。