康熙字典解説
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【未集中】【耳部】聶;康煕筆画:18;頁 969【広韻】【韻会】【正韻】尼輒切、音は躡。【説文】耳に附して私かに小語するなり。【徐曰】一耳二耳に就くなり。【史記・魏其武安侯伝】乃ち児女子の呫聶耳語を效す。また攝るなり。【管子・侈靡篇】十二歳にして聶廣。【註】代将に乱れてその廣を攝む。また【荘子・大宗師】瞻明これを見て聶許す。【註】聶許とは許与なり。攝めて之を保ち、施与する所なし。また地名。【春秋・僖公元年】斉の師・宋の師・曹の師、聶北に次りて邢を救う。【註】聶北は邢の地なり。【山海経】濛水漢陽に出でて、西に入り江に注ぎ、聶陽の西に至る。【註】聶陽、水経注は此を引きて灄陽と作る。【後漢書・郡国志】東郡に聶戚有り。また国名。【山海経】聶耳の国、無腸国の東に在り、人両手をもってその耳を聶す。【註】耳長く、行けば則ち手をもって攝持するを言う。また姓。【史記・刺客伝】聶政は軹深井里の人なり。【姓譜】楚の大夫、聶に食采し、因って氏と為す。また人名。【史記・刺客伝】荊軻嘗て楡次を游び過ぎ、蓋聶と共に剣を論ず。【註】索隠曰く、蓋は姓、聶は名。また【集韻】日渉切、音は讘。これも私語なり。また【正字通】直渉切。と同じ。肉を薄く切るなり。【礼記・少儀】牛と羊魚の腥きもの、聶して之を切り膾と為す。【註】聶は牒と言う。先に藿葉のように切り、復た重ねて切れば、則ち膾と成る。また【集韻】弋渉切、音は葉。揲と同じ。揲揲は動く貌。また質渉切、音は霅。合するなり。【爾雅・釈木】守宮槐、葉昼は聶し宵は炕す。【註】槐の葉、昼日は聶して合い夜は炕べて布く者を、守宮槐と名づく。聶の音は輒。また実欇切、音は渉。欇と同じ。蔓木。また尺渉切、音は謵。木葉動く貌。