康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1275 ページ)
【酉集下】【邑部】鄍。康煕筆画:17。頁碼:1275 頁第 13。『唐韻』莫経切、『集韻』『韻会』忙経切、音は冥。邑名。『左伝・僖公二年』「鄍の三門を伐つ」。注に曰く、「鄍は虞国の城邑なり」。また『成公二年』「公、晋師と上鄍に会う」。注に曰く、「地名。闕」。按ずるに、『後漢書・郡国志』に鄍聚あり、注に服虔曰く、「晋の別都なり」。『博物志』に曰く、「諸侯溟亭に会う」、蓋し晋の地なるべし。およそ晋が虞を滅ぼした後、此地は晋に帰属せり。故に『説文』は直ちに鄍を晋の地とし、もともと虞の城邑なりし淵源を追及せざるなり。