康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 174 ページ)
【丑集上】【口部】吂;康煕筆画:6;頁碼:174 頁下段 16 行。『広韻』莫郎切、『集韻』謨郎切、音は茫。『玉篇』人に問われても答えないことを吂という。『広韻』知らずの意味。『揚子・方言』沅水・澧水の辺りでは、人に事を命じて相手が応じないことを吂という。注:今の中原の言語にもこの用法がある。また『広韻』『集韻』莫浪切、音は漭。『広韻』老人が昏惑して事理を知らないことを指す。按ずるに、諸韻書において吂字には平声と去声の二音のみあり、『正字通』が上声を増補したのは誤りである。考証:『揚子・方言』「沅水・澧水の辺りでは、人に事を命じて相手が応じないことを吂という。今の中原の言語にもこの用法がある。」謹んで原文に従い、「今」の上に「注」の字を増補す。