康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1279 ページ)
【酉集下】【邑部】酃。康煕筆画:24。頁碼:1279 頁上段 28 行。『広韻』『集韻』『韻会』に「郎丁切、音は零」とあり。地名なり。『前漢書・地理志』に「長沙国に酃県あり、今は衡州府に属す」と見え、『後漢書・郡国志』に「酃は長沙郡に属す」と記す。劉昭の注に『荊州記』を引いて曰く、「酃湖あり、周囲三里。湖水を以て酒を醸せば、酒極めて甘美なり」。考証:『後漢書・郡国志』に「酃、地名なり」、また『荊州記』に「地に酃湖あり、周囲三里。湖水を以て酒を醸せば、極めて甘美なれば、因りて名を得たり」とある。謹んで按ずるに、後漢書に「酃地名」の三字なく、また「因りて名を得たり」の語もなし。今原文に照らして「酃は長沙郡に属す。劉昭の注に『荊州記』を引いて曰く、酃湖あり、周囲三里。湖水を以て酒を醸せば、酒極めて甘美なり」と改む。