康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 877 ページ)
【未集上】【竹部】竻;康煕筆画:8;頁碼:877 頁 04 行。『広韻』盧則切、『集韻』歴徳切、音は勒。竹の根。また竹の名。『肇慶府志』に「竻は竹の名にして、俗称して刺竹という。刺ありて堅く、藩籬(かきね)を作るべし。肇興・新州は往古城郭なかりしが、宋の郡守黄済、民を募りて竻竹を環らして植えしめ、鶏狗も穿ち得ざらしむ」とある。『広東新語』に「竻竹、一名渋勒。勒とは刺なり。広東人は刺を勒と称するがゆえに、また勒竹ともいう。長刺密にして、枝皆五岐し鶏脚のごとく、村寨を蔽うべし」とあり、『蘇軾の詩』に「渋勒蛮村を暗くす」と見える。一名簩。その材は大椽(おおたるき)に作るべく、篾(ひご)は編織に用いられ、皮は物を磨くに用いる。当地人琴の形に作りて爪を磨き、諸々の佩飾の中に置く。久しく用いればやや滑らかになるが、酸漿(さんしょう)に浸せば復た元のごとく渋くなる。また『集韻』に「筋は古文の竻字なり」とあり、注は六画に見る。