康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1457 ページ)
【亥集上】【髟部】鬣;康煕筆画:25;頁碼:1457 頁第 15 行。【唐韻】良渉切。【集韻】【韻会】【正韻】力渉切。音「猟」に同じ。【説文】毛髪豎ちたる貌。字形は「髟」に従い、「巤」声なり。時に「」と作ることも有り。【広雅】鬣とは鬣(たてがみ)なり。また【玉篇】長き髭を指す。【左伝・昭公七年】長髭なる者をして賛礼せしむ。また馬の頸の長毛を指す。【礼記・明堂位】夏后氏は駱馬に黒き鬣あり、周人は黄馬に繁き鬣あり。また豕(豚)を指す。【儀礼・士虞礼】敢えて潔牲と剛鬣(硬毛の豚)を用いて祭祀す。【礼記・曲礼】豕を「剛鬣」と称す。また箒の末を指す。【儀礼・既夕】掃く者、箒を持ちて、末の鬣を内に向けて従う。【礼記・少儀】席を掃除するに箒の末を用いず。また【増韻】凡そ魚・竜の顎の傍らにある小鰭を皆鬣と称す。また【集韻】音「葉」(弋渉切)。また箒の末を指す。考証:【礼記・明堂位】「夏后氏駱馬黒鬣、周人黄馬繁鬣」。謹んで按ずるに、原文の「繁鬣」を「蕃鬣」に改むべし。