康熙字典解説
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【申集下】【衣部】裂;康煕筆画:12;頁碼:1116 頁 18 行目。【唐韻】【正韻】良辥切、【集韻】力蘖切、【韻会】力辥切、音は列。【説文】に「繒の余り」とあり。【徐鍇曰】「裁剪の余りなり」。また【広韻】に「襞裂、破るなり」。【礼記・内則】に「衣裳裂れば、針を纫ぎて補綴を請う」。【晏子春秋・雑下篇】に「女子にしてその飾りを男のごとくする者は、その衣を裂き、その帯を断つ」。また「滅裂」。【荘子・則陽篇】に「民を治むるや、滅裂すべからず」。また【韻会】に「力制切、音は例」。厲に通ず。【礼記・内則注】に「鞶は小囊にして、帨巾を盛るもの。男は韋を用い、女は繒を用い、縁飾あるときは、これ鞶裂か」。【疏】に「按ずるに伝には鞶厲と作り、古時通じて一字と為す」。また人名。【春秋・隠公二年】に「紀の裂繻来て女を迎う」。【説文】には「𧘉」に作る。考証:【左伝・隠公二年】に「紀の子帛、名は裂繻」とある。謹んで按ずるに、左伝に此文なし。「春秋・隠公二年、紀の裂繻来て女を迎う」と改む。