康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 718 ページ)
【巳集下】【犬部】獠。康煕筆画:16。頁碼:718 頁上段 29 行。『唐韻』『集韻』『韻会』に「力照切」とあり、音は「療」に同じ。『説文』によれば、本字は「𤢪」にして、狩猟を意味す。字形は「犬」に従い、「尞」を声とす。また『広韻』に「落蕭切」、『集韻』『韻会』に「怜蕭切」、『正韻』に「連条切」とあり、音は「聊」に同じ。『広韻』には夜猟を指すとある。『爾雅・釈天』に「夜猟を獠と謂う」と見え、注に「今江東では狩猟を獠と称す。あるいは曰く、即ち今夜猟の際に火炉を携えて照明する所のものなり」とある。『管子・四称篇』に「様々な方法をもって鳥獣を猟る」とあり、『司馬相如・子虚賦』に「ここに蕙園において共に獠す」と見える。『集韻』に「時に𤢪と作る」とある。また『広韻』に「盧皓切」、『集韻』に「魯皓切」とあり、音は「老」に同じ。『集韻』に「西南の蛮を獠と謂う。時に僚と作る」とある。さらに『広韻』に「張絞切」、『集韻』『類篇』に「竹絞切」とあり、音は「杳」に同じ。『広韻』に「本字は䝤なり」とあり、『集韻』に「時に𤢪と作る」とある。詳しくは「豸」部の「䝤」の注に参看すべし。