康熙字典解説
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【酉集下】【車部】軨;康熙画数:12;頁碼:1241 頁 16 行目。【広韻】【韻会】郎丁切、音は霊。【説文】車の轖の間の横木。【玉篇】車の欄なり。【集韻】車に和鈴あるなり。【礼記・曲礼】軨を展開して駕を効す。【註】車の轄の頭の轊なり。また猟車なり。【前漢書・宣帝紀】軨猟車を以て曾孫を迎え奉る。【註】猟車を載せ、その前に曲軨あり。また重較なり。【楚辞・九弁】結軨に倚りて長太息す。また顛軨は地名なり。【左伝・僖公二年】顛軨より入る。【註】虞の境なり。また軨軨は獣名なり。【山海経】空桑の山に獣あり、其の状牛の如くして虎の文あり、其名を軨軨と曰う。また欞に通ず。【揚雄・甘泉賦】軨軒に拠りて周流す。【註】軨軒とは、前軒の軨を謂う。軨とは、軒の間の小木なり。またはと作り、音義同じ。考証:【礼記・曲礼】「鈴を展開して駕を効す」とあるが、原文に謹みて鈴を軨に改む。【前漢書・宣帝紀】「軨車を以て曾孫を迎え奉る」、【註】「軨車は猟車の前に曲鈴あり」とあるが、原文に謹みて「軨」の下に「猟」の字を増し、註中の「軨車」「猟車」を「猟車を載す」に改め、「曲鈴」を「曲軨」に改む。また「軨は地名なり」、【左伝・僖公二年】「軨より入る」とあるが、原文に謹みて両字を「顛」に改む。