康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 683 ページ)
【巳集中】【火部】燎;康煕筆画:16;頁碼:683 頁上段 02。『玉篇』『正韻』に「力弔切、音料」とある。『玉篇』に「庭燎は国家の大事にして、樹てて衆を照らす」とある。『詩・小雅』に「庭燎の光」とあり、『釈文』に鄭玄の注として「地に置くを燎と曰い、手に執るを燭と曰う。門外に樹つるを大燭と曰い、門内に在るを庭燎と曰う。皆衆を照らすための明なり」とある。『礼記・月令』に「郊廟及び諸祀に供する薪と燎火」とあり、『周礼・天官・閽人』に「門燎を設く」とあり、注に「すなわち地燭なり」とある。また『玉篇』に「放火の義」とある。また『詩・陳風』に「美人熒熒たり」とあり、朱子の伝に「燎は明なるの義なり」とある。また『詩・小雅』に「燎方揚ぐ」とあり、箋に「田を火もって焼くを燎と曰う」とある。また『広韻』『集韻』『韻会』『正韻』に「力照切、音療」とある。『広韻』に「照耀の義」とあり、また一説に「夜猟」とあり、また「放火の義」とある。『詩・大雅』に「その柞と棫とは、百姓の燎祭に用うる所なり」とある。また『集韻』に「本字は尞に作る」とあり、『前漢書・郊祀志』に「尞祭と禋祭には常典あり」とあり、注に師古曰く「尞は燎と同じ」とある。また『唐韻』に「力小切」、『集韻』『韻会』に「朗鳥切」、『正韻』に「盧絞切」、音繚とある。『説文』に「本字は(原字省略)に作り、亦た放火の義なり」とあり、『書・盤庚』に「猶お火の原野に燎るがごとし」とあり、注に「燎、力召反と読む。また力鳥反と読む」とある。また『集韻』に「時に(原字省略)に作り、また轑にも作る」とあり、『前漢書・杜欽伝』に「以此て天下を薫燎せんと欲す」とあり、注に師古曰く「轑は燎と読む。これ仮借の字なり」とある。また『集韻』に「憐蕭切、音聊。縦火して焼くの義」とあり、また「離昭切、音摎。火の地に燃ゆるを燎と曰う」とあり、『詩・小雅・庭燎』の釈文に徐邈の音注として「力焼反」とある。