康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 284 ページ)
【寅集上】【宀部】客;康熙画数 9;頁碼 284 頁 12 行。【唐韻】苦格切。【集韻】【韻会】【正韻】乞格切。坑の入声で読む。【説文】寄居するの義。形は「宀」に従い、「各」を声とする。また【広韻】賓客を指す。【周礼・秋官】大行人は大賓の礼および大客の儀を掌る。【注】大賓とは五等の諸侯をいい、大客とはその孤卿である。また【司儀】諸公は互いに賓となり、諸公の臣は互いに国客となる。また主客を指す。【礼記・郊特牲】天子に客礼なく、敢えて主たる者なし。また【左伝・僖公二十四年】宋は前代の後裔にして、周において客と為す。また外より来るものはすべて客と称す。【易・需卦】不速の客三人来たり、これを敬すれば終いに吉なり。また外部もまた客という。【易・繋辞】重門を設け柝を撃ちて、暴客を防ぐ。また姓なり。【正字通】漢に客孫あり、広徳の人なり。また葉音は苦各切、恪と読む。【詩・小雅】所謂の人、ここにおいて好客なり。上の句の「夕藿」と韻を協う。夕は削と読む。また【楚辞・哀郢】風波に順ひ流水に従ひて去りぬ、かくて羈旅の客と為り漂う。陽侯の大波に乗じて、忽ち鳥の如く飛びて止む所を知らず。考証:【礼記・郊特牲】「天子に客礼なく、敢えて主たる者なし。」原文に照らし「也」を「焉」に改む。【易・繋辞】「重門を設け柝を撃ちて、暴客を待つ。」原文に照らし「御」を「待」に改む。