康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1103 ページ)
【申集中】【虫部】蠲;康熙筆画 23;頁碼 1103 頁下段第 18。『唐韻』古玄切、『集韻』『韻会』圭玄切、音は涓。『説文解字』に「馬蠲なり。蟲なり」とあり。『明堂月令』に「腐草化して蠲と為る」という。また潔き之义あり。『詩経・小雅』に「吉蠲饎を為す(潔なる酒食を備うるの意)」と見え、『周礼・天官・宮人』に「不潔を除く」とあり。また顕なる之义あり。『左伝・襄公十四年』に「恵公その大徳を蠲ず」という。また『玉篇』に「除く、速し」と釈す。また『韻会』に涓畦切、音圭とし、義同じ。また「圭」に通ず。『儀礼・士虞礼』に「哀子某、圭にして而も哀薦す」とあり。【注】『詩経』の「吉圭饎を為す」を引く。また『正字通』に「唐人漿を用いて紙を治め、光沢滑らかにするを蠲紙と謂う。蠲、音圭」と記す。『字彙』にまた桂と読み、唐太宗の詩「水揺れて文蠲動く」を引く。これは水紋蠲紙の如きをいう。『韻略』にまた絹と読む。考証:また圭に通ず。『儀礼・士虞礼』に「哀子某、圭にして哀薦の饗を為す」とあり。【注】圭は今蠲に作る。謹んで原文に従い「哀薦之飨」を「而も哀薦す」に改め、「圭今蠲に作る」を「詩の吉圭饎を為すを引く」に改む。