康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 172 ページ)
【丑集上】【口部】叫;康熙筆画:5;頁碼:172 頁 06 行。【唐韻】【正韻】吉吊切、【集韻】【韻会】古吊切、音は訆。【説文】に「呼ぶ」とある。【詩・小雅】に「人ありて号哭することを知らず」とある。【釈文】に「叫は本また嘂と作る」とあり、また「叫叫」は遠くより聞こゆる声を指す。【揚雄・解難】に「大声を発して遠く伝える」とあり、また「奡」は高く揚がるさまを形容す。【司馬相如・大人賦】に「纏繞して高く挙ぐ」とあり、また「色叫」あり。【麈史】に「王徳用両府に召され、人これに館職の人選を薦む。王曰く『我は武人にして素より書を読まず、もし命を受けて薦むれば甚だ恥ずかしからん(色叫)。』今人の事理に合わざるを以て色叫と称するは、此に由る」とある。また【集韻】【韻会】に古幼切、音は救とあり。【集韻】に声を指すとある。【荘子・斉物論】の「叫ぶ者、嚎く者」を郭象はこのように読む。【前漢・昌邑王伝】に「ここに大声を発して叫ぶ」とあり。【玉篇】に噭と同じとあり。【集韻】にまたは嘄と作るとあり。俗に呌と作るは非なり。考証:【司馬相如・大人賦】の「糾廖叫奡」について、謹んで原文に照らし「糾廖」を「糾蓼」に改む。