康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 654 ページ)
【巳集上】【水部】濊;康煕筆画:17;頁碼:654 頁下段 33。『唐韻』呼会切、『集韻』呼外切、音は翽。『説文』に「水の多いさま」とある。また『広韻』『集韻』『韻会』『正韻』に烏外切、音は荟。「汪濊」は深く広大なさま。『前漢・郊祀歌』に「沢汪濊、万国を輯す」とあり、注に「汪濊は豊饒にして衆多なるを謂う」とある。また『広韻』于廃切、『集韻』『韻会』烏廃切、『正韻』烏胃切、音は穢。義同じ。一説に濁りを指す。また「穢」に通ず。『前漢・李尋伝』に「濁濊を蕩滌す」とある。また水名。『水経注』に「清漳は章武県の故城西に至り、これ旧時の濊邑なり。支流ここより分かれて濊水と称す」とある。また『広韻』『集韻』『韻会』『正韻』に呼括切、音は豁。「𣿒」と同じ。水流を阻む。一説に漁網の水に入る声をいう。『詩・衛風』に「罛を施して濊濊たり」。考証:『詩・衛風』に「罟を施して濊濊たり」とあるが、原文に謹みて「罟」を「罛」に改む。